「10年に一度レベルの暖かさ」との予報通り、年末年始は、暖かく穏やかな日が多く、うれしかったです。ただ、暖冬によって、冬眠するはずのこの時期になっても、クマの目撃・被害が、全国各地で相次ぐなどの弊害も出てます。クマは、寒さを感知して冬眠に入るそうですが、冬眠するほどの寒さではないことや、食料となる松の実が雪で覆われずに十分にとれることから、冬眠する必要がないということが理由のようです。陰陽論ではありませんが、物事には、必ず、いい面とよくない面が、表裏でセットになっていますね。
元日のHPに、「穏やかな一年になりますように」と書きましたが、その日の夕方に、石川県能登地方を震源とする強い地震が発生してしまいました。たいへんな状況が映像で流れてきて、新年早々に被災された方々のことを思うと、とても心が痛みます。救助活動、報道、対策本部など、様々な関係機関の方々の中にも、「お正月休みをとっていたけれど急遽」という方もいるかと思います。本当に頭の下がる思いです。そして、「他の地域からも、続々と、応援部隊が現地に向かった」「民間企業による被災地への食料品などの支援が相次ぐ」「他の国からも支援を表明」「サッカーの全国高校選手権では、敗退したチームが、黄色いゴミ袋で手作りした北陸のチームのユニホームを身にまとい、地元から駆けつけることのできなかった応援団の代わりに応援した」というニュースも。被害が最小限に、そして、速やかな復旧を願うばかりです。
また、2日には、支援物資を被災地に届けようとした海保機と、日航機が、衝突するという痛ましい事故もありました。とても、悲しく残念な思いです。それでも、日航機の方は、乗客乗員の全員、脱出することができたことは、せめてもの救いです。映像を見ると、窓の外から火が噴き出しているのが見え、ガタガタと振動しながら、ようやく飛行機が停止し、CAさんが「異常発生! 荷物は置いて!」と肉声で指示を出し、乗客もそれほどパニックにならずに・・、この状況で全員脱出できたのは、本当に軌跡的と言わざるを得ません。
このような年明けとなってしまいましたが、本校としては、今年も、児童の笑顔があふれる学校、保護者の方や地域の方から信頼していただける学校をめざして、鋭意努力して参ります。本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
今年も、いい一年になりますように。