昨日の午後、県校長会の常任評議員会で、金沢大学の教授としてご活躍されている先生のお話を聴いてきました。愛知県内の小中学校で、30年ほど、養護教諭(保健室の先生)として勤務した後、この5年ほど、金沢大学の教授として、石川県で勤務されていて、「能登半島地震の被災状況の現状」や「対応術」について「お世話になった愛知のお役に立ちたい」と、石川県からお見えになりました。
・今も、波打っている道を、児童生徒が通学している。車で走ると、衝撃を関知する警告音が鳴りっぱなし状態。
・ゆがんだ(傾いている)教室で勉強-三半規管が弱い教師や子どもは、車酔いのように気分が悪くなった状態で、
授業に取り組んでいる。
・輪島市-プレハブの校舎に、6つの小学校の児童が、通っている。(校長は、6人ではなく、3人の校長が担って
いる)
・下水が詰まり、トイレが使用できず、トイレに行きたい子は、保健室に来て、養護教諭が、車で、近くの公園まで
乗せていく。
・2か月間の中学生の集団避難の時は、若い養護教諭が施設に、ずっと宿泊-就寝時刻を過ぎてからも、体調不良を
訴える生徒が多く、24時間、生徒の対応に関与していて、かなり疲弊していた。
・9月の豪雨災害で、子どもより、大人の方が、「心が折れた」という状態になっていた。